こんにちは!たろうです。
今回は自信を持つにはどうしたら良いかということをお話したいと思います。
自信の根底
皆さんはフットボーラーとして自信ありますか?
「あるよ!」って方はなかなか多くはないと思います。
自信満々な人ってそうはいないと思います。
逆になんでそんなにいつも根拠もなく自信満々なんだっていう人もいますが・・・。
経験したことがある人もいると思いますが、自信に満ち溢れているときのパフォーマンスとそうでないときのパフォーマンスって違いませんか?
自信に満ち溢れているときはどんな相手でも負ける気がしないしだけでなく実際に負けないです。
自分の思ったとおりに事が運び、試合でのパフォーマンスも最高潮。
まさに無敵状態です。
では、そもそも自信って何を根底として沸き起こるものなのか考えたことありますか?
もしそれがわかればきっと試合でのパフォーマンスも意図的に上げられるはず。
私は過去にこんな経験をしました。
2006年パールボウルトーナメント準決勝。
雨の横浜スタジアムvsオービックシーガルズ戦。
レシーバーなら皆さんそうだと思いますが雨の試合って嫌ですよね^^;
パスをコールされても雨でボールが濡れているので滑ります。
落としたらどうしようという考えが頭をよぎるはずです。
そしてそのせいでプレイが萎縮しいつもどおりのことができなくなる負の連鎖が起こります。
でもその日は不思議とそういう気分にはなりませんでした。
この年は私が3年目のシーズンで、それまでの2年間は公立教員を目指していたということもありまともに練習に参加していませんでした。
そのため春のシーズンからちゃんと参加するのは初めてだったんです。
雨が降っている状況であり、初めての強豪との試合にも関わらず不思議と緊張することも無かったんですよね。
試合はもちろん勝ちました。
個人ではチームで断トツの6キャッチ156ydを稼いだんです。
なぜこのような良い結果が生まれたかというと、全く相手に負ける気がしなかったんです。
つまり自信で満ち溢れていたんですよね。
一見この根拠のない自信に思える現象ですが、ちゃんと裏があるんです。
この年は私にとって社会人3年目の年だと説明しました。
そして過去2年間はまともに練習していなかったと。
要は過去2年間は試合に出ることはおろか、選手登録もされていない状況だったのです。
そういった状況から、シーズンインから私の気合の入りようは違いました。
様々な人から色々なことを吸収し、実践してプレイに磨きをかけていきました。
万全の状態で試合に臨んでいたんです。
わかりますか?
試合に臨むまでに何も悔いが残らないようにやり尽くしていたんです。
つまり、試合会場にいる誰よりも自分は練習したという自信がプレイにも現れていたということ。
これが唯一自発的に作り出せる自信ですね。
何事も悔いが無いようにやり切ること。
これだけしてきたんだから負けるわけがないって思えるだけの準備が必要です。
先日久々にお会いしたレジェンド井本選手も同じことを言っていました。
井本選手は以前別の記事でも書きましたが、私がハンドキャッチのお手本にした選手でもあります。
以前は夏にNFLチームを招待した試合が行われていましたが、その際日本人招待選手としてNYJetsの一員として参加しました。
そしてスラントGoでロングゲインした経験もある、ある意味NFL日本記録保持者です!
井本選手はよく「試合で緊張しないんですか?」と聞かれるらしいです。
そう聞かれると決まってこう答えるそう。
「ない」
なぜかと聞かれたらこう答えるそうです。
「試合に負けることが嫌いだから絶対に負けたくない。そのため試合会場にいる誰よりも努力してきたという絶対の自信があるから」
さすがです!
やはり私が経験した唯一自発的に作り出せる自信は間違ってなかったと確信しました。
でもここで皆さん気になりますよね?
自発的と言い切るには他にもあり得るのか。
あります。
当たり前だと思うでしょうが他者によるものです。
他者による自信
ただ他者といっても「誰から」でも良いというわけではないです。
それに「どんな言葉」でも良いというわけではないです。
まず「誰から」に着目して説明したいと思います。
こういう言葉を知っていますか?
「人は尊敬する相手から尊重されることによって育つ」
そうです。
言葉の意味とは若干違うように思えますが一緒です。
自分にとって大きな影響を与えるのは尊敬している相手ですよね。
それがコーチなのか、親なのか、先輩なのかは人それぞれです。
例えば「大丈夫」と声をかけられるのも相手によって感じ方が違いますよね。
尊敬する人からであればホッとするし、そう出ない相手であれば「何も知らないくせに」などと壁を作ってしまいます。
尊敬している相手から「お前はすごい選手だ大丈夫」と言われれば自ずと自信が沸くはずです。
では言葉はどうか。
比較的尊敬している相手から言われる言葉はなんでも受け入れやすいものです。
その中でも効果的なものが3種類あります。
「お前に頼むぞ」などという期待。
「お前しかいない」などという信頼。
「お前はすごい」などという承認。
これら3つは言われたことにより自信となりパフォーマンスが向上する大きな要因となり得るものです。
ただ、あまり期待や信頼されると逆に緊張してしまう選手や、承認されても受信力が無い選手もいるので人を見極める必要もあります。
私は大学時代にこう言った経験があります。
大学4年秋のリーグ戦vs帝京大学。
点を取っては取られての拮抗した試合でした。
第4Qここで1st downを取らなければ負けるかもしれないというシチュエーションでタイムアウト。
ベンチへ作戦を聞きに行きました。
オフェンスを指揮しているコーチは名将と言われる有名なコーチで、普段気軽に声をかけられるような人ではなく私は尊敬もしていました。
そのコーチから「たろうの15ydアウトで行くぞ」と言われ、私は「やってやる!」と同時に少し緊張したのを覚えています。
ハドルに戻ろうとしたそのときです。
コーチが私の背中を軽くポンと叩き耳元で「頼んだぞ」と言ったんです。
私はその言葉に自信がみなぎり、プレイの結果はちゃんとパスを取りました。
相手と競り合いながらも取ったんです。
というか取れる気しかしませんでした。
このように自信というものは自発的にも他者からの言葉でも生まれるものです。
そしてその自身は必ず試合でのパフォーマンスを良い方向にしか運びません。
まずは自発的に自信が沸き起こせるよう毎日の取り組みから悔いの残らないように取り組んでみてください。
きっと試合でも良い結果が生まれるはずですよ!
ではまた!
コメント
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