レシーバーはこれが大事!●●意識していますか?

オフェンス

こんにちは!たろうです。

今回はレシーバーにおいて、パスの時でもブロックの時でも全てにおいて重要なたった1つのポイントについてお話したいと思います。

1歩の差

突然ですが

レシーバーの方に質問です。

「1歩の差って感じたことありますか?」

あと1歩届いていれば・・・

あと1歩早ければ・・・

あと1歩相手との距離を縮めていれば・・・

そんなことを感じたことはないですか?

私は大学時代によくそういった経験をしました。

しかし、当時は原因までは考えたことなかったんですよね。

その原因がわかったのは社会人リーグに入ってからでした。

フラッグもアメフトも、一人ひとりが意図的に決められた作戦によって動きますよね。

パズルのように作戦は組み立てられているので、誰かが遅れをとったりしてしまうとうまくいかなくなってしまうんです。

パスの練習中、私はなかなかクォーターバックとタイミングが合いませんでした。

他の諸先輩方はタイミングが合っているのに、「何故だろう?」と考えたんです。

私は当時40ydを4.5sで走れていたので、決して足が遅いわけではありません。

なのに私だけタイミングが合わない・・・。

その原因に気づいたのはパスのユニット練習のビデオを見ているときでした。

ビデオを見ていて気づいたんです。

俺だけスタートが遅い!!』って。

そう。

「タイミングが合わない」大学時代に感じていた「1歩の差」

これらの原因は「スタート」だったんです。

確かにフラッグでもアメフトでも足が速いに越したことはありません。

しかし、10yd以内のパスコースについては足の速さなんて関係ないんですよ。

スタートさえ意識すれば、ほとんどみんな同じタイミングで走れます。

逆にスタートを意識しないと作戦で決められた役割に対し、全てにおいて行動が遅れてしまうってこと。

それにクォーターバックはディフェンスからプレッシャーをかけられますよね?

フラッグだったらプレッシャーがなくても時間の制限もあります。

それなのにレシーバーが出遅れてしまい作戦通りに動けなかったら?

サックされるかもですよね・・・。

では最高のスタートを切るため必要なことは何か。

それはスタートのときの「セット」です。

レシーバーのセット

よく見るレシーバーのセットは

身体を前に深く倒したセット

棒立ちのセット

大きく分けてこの2つ。

結果から言うとこれらのセットは間違いです。

「え!?やってる・・・」って思っちゃいましたか?

なぜこれらのセットがダメなのか。

その理由は走っている姿勢と違うからです。

身体の使い方を考えると、走っている姿勢が一番効率良く前に進むための推進力を生み出します。

そう考えると「身体を前に深く倒したセット」は、上半身が倒れすぎているので身体を起こすという余計な動作が入ります。

そのため、スタートをし始めた瞬間の1・2歩が上にも力を伝えてしまうので爆発的なスタートがきれません。

「棒立ちのセット」は、身体をその場で走る姿勢を整えなくてはいけないという余計な動作が入ります。

足を踏み変えたり、一瞬膝を曲げるなどといった余計なことをしてから走り始めるので爆発的なスタートがきれません。

このようにスタートは、余計な動作が入ることで「1歩の差」が出てしまう

良いスタートを切るためにはセットをまず気にすること。

そうすれば今まで合わなかったタイミングが合うようになったり、届かなかった1歩が届くようになると思います!

ちなみにNFLなどを観ているとスタートが早い選手はみんなこれができています笑

実は、爆発的なスタートを切る利点はもう一つあるんです。

それがディフェンスへのプレッシャーです。

もう一つの利点

爆発的にスタートを切ることで、ディフェンスに早く詰め寄ることができますよね?

そうするとディフェンスはプレッシャーを感じ、心理的に焦りが出るんです。

フットボールは作戦が肝ではあるものの、その中で心理戦も試合の勝敗を分ける非常に重要な駆け引きとなります。

プレイ中は常に冷静さが必要です。

心理的にかき乱されると

周りが見えなくなる

自分の役割でないことをしてしまう

本来の力を発揮できなくなる

などと良いことはありません。

そのため、相手にプレッシャーを与え焦らせることができると心理的に有利になれます。

相手を焦らせることなどができ、心理戦で優位に立てられれば試合展開も有利になるかもしれません。

まとめ

レシーバーにおいて重要な意識するポイントは

「スタート」

それには

「セット」

が重要であり

爆発的なスタートを切ることで

「1歩の差が縮まり、タイミングが合うようになる」

だけでなく

「デェフェンスにプレッシャーをかけられる」

いかがでしょうか。

スタートの重要性が少しはわかっていただけたら嬉しいです!

是非、次の練習から意識してみてくださいね!

追伸

考えるフラグフットボール・アメリカンフットボールの会は、日本全国のフットボールレベルの向上を目的として設立しました。

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それではまた!