こんにちは!たろうです。
今回はアメフトになくてはならないヒットに関するちょっとしたお話をしたいと思います。
ヒットが上手くできない理由
アメフトを始めて間もない人がぶち当たる壁があります。
それがヒットです。
日常生活でそもそも人に当たることなんてないですもんね笑
それに、アメフトのヒットの仕方は他のスポーツとも違います。
ヘルメットをつけているので頭も使いますので。
私自身の経験ですが、高校でアメフトを始めた頃はヒットが全然上手くできませんでした。
それでも反復して練習を積み重ねていくとできるようにはなります。
でもそれはあくまで止まっている相手に対しての話。
子ども達の指導をしていた中でも、最初はまともにヒットできない子がほとんど。
でもやはり練習を積み重ねていくとできるんですが、やはり動いている相手だと上手くできなくなってしまうんですよね。
止まっている相手に対しては、ハッキリ言って反復練習でどうにでもなります。
しかし、止まっている相手と動いている相手では同じヒットでもわけが違うんです。
動いている相手に対してヒットが上手くいかない理由は一概にテクニックが伴っていないからというわけではありません。
実は、テクニックだけではどうにもならない2つの心が邪魔をしているんですよね・・・。
それが「迷いと恐怖」です。
2つの心
動いている相手に対して生じてしまう2つの心である「迷いと恐怖」。
きっとアメフトを始めたばかりの頃は誰しもが感じたことがあるのではないでしょうか?
アメフトを始めた頃でなくても生じることはあります。
私が経験ですが、社会人リーグでプレイしていた頃に富士通フロンティアーズと試合をした話です。
パントカバーでガンナーをしていたときにボールがリターナーの前でバウンドしたんです。
本来であればリターナーに取らせず、ボールを転がすためにリターナーをブロックしなければなりません。
しかし、私は一瞬どうするのか迷ってしまったんです。
その瞬間相手リターナーに思い切りヒットされました。
人生初の青天です笑
一瞬の迷いが生じたことによって相手に隙を与えてしまったんですよ。
こういったことはよく目にすると思います。
迷っている隙に相手にやられてしまうこと。
ヒットは迷ったが最後。
とにかく迷わずGOです!
ただ、そのために克服しなくてはならないのが恐怖です。
動いている相手は自分へ向かってくることもあるので恐怖心がどうしても伴います。
相手の目の前まで走っていけるけどヒットする瞬間にスピードを緩めてしまう人多いですよね。
確かに勢いよくヒットするのって怖いんです・・・。
でも実は相手にヒットされるよりもヒットする方が痛くないって知ってましたか?
ハッキリ言いますが、少なからず痛みが伴うことはありますよ。
身体接触はどんなことでさえ少なからず痛いですもんね^^;
でも、自分からヒットしにいく方がヒットされるよりも痛くないんですよ。
これは私が実際に実証してきたので間違いないです。
もちろんポジションやシチュエーションによっては受けなければいけないときもあります。
しかし、基本は自分からヒットしにいくことをオススメします!
話は戻って自分から思い切りヒットするための恐怖心をどうやって克服するか。
その答えは私が出会った中で一番のハードヒッター植木大輔選手が教えてくれます。
植木選手は私と同世代ですので引退していますが、所属は富士通フロンティアーズでセーフティーをしてました。
小柄な選手なのですが、そのヒットは1プレイで流れを掴み取り観客を沸かせるほどの凄さです。
何を隠そう私が青天させられたのも植木選手です笑
そのときはベンチに戻るとコーチに「何相手に流れ持っていかせてるんだ」と怒られました・・・。
そんな植木選手に日本代表に呼ばれた際に聞いたことがあるんです。
「何故あれほどまでに迷わず一気に突っ込めるのか?怖くないのか?」と。
するとこう言っていました。
「めちゃくちゃ怖いよ。でもその怖さを払拭するくらいの勇気を持てばいい」って。
そうなんです。
恐怖心に打ち勝つには当たり前の話ですが勇気で対抗するしかないんですよ。
心には心で対抗するしか打つ手立てはないってこと。
でも勇気を持つことを練習から取組み、それが当たり前になるまで続けられればきっと植木選手のようなハードヒッターになれるのは間違いないです。
千里の道も一歩からですよ!
まとめ
動いている選手に上手くヒットするには
「迷いを捨て」
「勇気を持つこと」
それを練習から取組む。
いかがでしたでしょうか?
テクニックでまかなえない部分は心を鍛えること。
それはアメフト選手としてだけではなく、きっと自分の人生の大きな糧になるはずです。
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