こんにちは!たろうです。
今回は「あと1歩が鍵を握る!」そんなお話をしたいと思います。
1歩の差
フットボールをしていたら1歩の差を感じることありませんか?
以前レシーバーの「1歩の差」というものを別の記事でお話ししましたが今回は別の1歩のお話。
フットボールというのは陣取り合戦です。
1ydという単位のフィールドを攻め合います。
10ydという距離を4回の攻撃で進めます。
これを超えたらまた止まった地点から10ydの距離を4回の攻撃権が与えられる。
その繰り返しです。
でも、フットボールをプレイしている方ならお分かりのとおり、その10ydの壁が大きいんですよね^^;
となると1ydという約1歩の距離ってすごく重要じゃないですか?
例えばこんなシチュエーション。
ゴール前2ydで4th down(フォースダウン)ギャンブルでゴリゴリのランプレイを選択。
しかし1ydで止めら攻守交代。
アメリカンフットボール であればそんなに少なくないシチュエーションだと思います。
でもこれまでの過程を振り返ってみたときにこんな場面があったとします。
ランニングバックがオープンサイドのランプレイでサイドライン際まで追い詰められる。
相手にヒットせずすんなりサイドラインから出る。
どうでしょう?
もしここで相手にヒットしてあと1yd進めていたら?
あくまで憶測の話ですが、ここで1yd稼いでいたら先ほどのシチュエーションはゴール前1ydで4th downギャンブルだったかもしれません。
そして同じプレイを選択して1yd進めてタッチダウンできたかもしれないです。
あとから「あと1yd稼いでおけば・・・」。
などと後悔しても足りなかったものは足りないんです。
そもそもそう考えてプレイしている人がどれほどいるでしょうか。
例え自分が90ydのロングゲインをしてもあと1ydを諦め、タッチダウン目前であと1yd足りなかったら自分のせいではないかと考えるプレイヤーがどれほどいるかです。
アメフトはスポーツであり、格闘技であり、頭脳戦でもあります。
きちんとそういったことも考えてプレイすることが望ましいと私は考えます。
たった1yd。
されど1yd。
この1ydにこだわるかこだわらないかで試合の勝敗も左右される。
フットボールはそこが面白くないですか?
タッチダウンという状況ででなくても、さらに4回の攻撃権を与えられる1st down(ファーストダウン)を狙ったシチュエーションでも同じです。
私自身も過去にこんな経験をしました。
2006年パールボウル決勝戦。
vs富士通フロンティアーズ。
3rd down(サードダウン)残り5yd。
私はレシーバー3人サイドの一番中にいるレシーバーでした。
私のコースはアウトパターンですぐにフラットに出ます。
相手のディフェンスはカバー2だったので、こちらのプレイ的に自分にパスが飛んでくるわかっていました。
そしてパスが飛んできてもコーナーバックがフラットゾーンに残っているともわかっていたんです。
案の定フラットに走るとパスが飛んできてキャッチ。
そして振り返るとコーナーバックが残っていてタックルポジションに入っている状態。
私はそのまま相手に突っ込みタックルされました。
突っ込んだんですけど1yd残してしまったんです。
結果4th downでパントになりました。
めちゃくちゃ悔しかったですね。
このとき私は初めて1ydの重要性を身も持って感じ後悔したんです。
何が足りなかったのか。
フットボールの基本ができていなかっただけなんです。
誰しもが知っていて誰しもができるヒットした後の技術。
足りないのはこれだけでした。
ヒットした後の技術
ヒットした後の技術はきっとランニングバックであればいつも練習していることです。
レシーバーではなかなか練習しないかもしれませんが、学生からアメリカンフットボールを始めていれば必ず練習します。
わかりましたか?
答えは足を動かし続けること。
「なんだそんなことか〜」って思いましたか笑?
でも考えてみてください。
足を動かし続けることをいついかなるときも意識できていますか?
私はできていなかったです。
もともと高校生時代はランニングバックでした。
その頃はできていたと思いますが、練習していないとなかなかできなくなるものだなと感じましたね。
足を動かし続けること。
これは立派な技術です。
きちんと用語もあるんですよ。
知っている人もいると思いますが、これをセカンドエフォートと言います。
=(イコール)足を動かし続けることというわけではないですよ^^;
・相手にヒットした後に足を動かし続けて相手を引きずる。
・相手にヒットした瞬間にスピンをしてタックルを外しさらに進む。
・相手にヒットして相手を倒しさらに進む。
こういったことがセカンドエフォートと言われています。
これは全てヒットして倒れて終わりではなく、相手にヒットしてもさらにつき進むことです。
それには足を動かし続ける必要がありますよね。
NFL選手もよく足を動かし続けることによってタックルを外したりするシーンを見たことありませんか?
サイドライン際まで追い込まれても相手に突っ込んで足を動かし続けたり、内に切り返してさらにヤードを稼いだり。
やはりプロだから1ydにこだわるってるな〜って思います。
もちろんそうでない選手もいますが笑
これを見たあなたも是非1ydにこだわる選手になってください。
そして積極的にセカンドエフォートを狙い簡単に倒れないよう心がけましょう。
そうすればきっと今より1段成長した選手になれると思いますよ。
あっ!!!!
フラッグフットボールではそもそもヒット禁止なのでフラッグフットボールの方には参考にならなくてすいません^^;
ではまた!